元祖ボンカレー(松山容子パッケージ)は懐かしい味

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昭和の時代が甦る、記憶に刻まれたカレー

Curry that brings back the Showa era and is etched in your memory.

元祖ボンカレー(松山容子バージョン)

発売から55年を超えた大塚食品の「元祖ボンカレー」。食べるのは20年以上ぶりですが、しっかり記憶に刻まれていた味です。スパイス感を重視したカレーが多い中で貴重な存在。

Otsuka Foods’ “Original Bon Curry” has been on the market for over 55 years. It has been more than 20 years since I had it, but the taste is firmly etched in my memory. It is a precious presence among the many curries that emphasize spiciness.

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具がいっぱい入った懐かしい味

近年のレトルトカレーは内容量が170g~180gが多い中、「元祖ボンカレー」は200g。わずかな差のように思えますが、柔らかく煮込んだジャガイモ、人参、たまねぎがぎっしりです。当時はカレーに牛肉など、なかなか食べられなかった時代。レトルトカレーに牛肉はインパクトがありました。

元祖ボンカレー
▲写真は豚肉の小間切れとトッピングしていますが、ご飯とボンカレーだけも十分に美味しく、満腹感が得られるカレーです。

具たくさんのカレー
▲中袋が膨らむほど具がぎっしり詰まっています。

今のボンカレーゴールドの違い

元祖ボンカレー ボンカレーゴールド
▲ボンカレ ▲ボンカレーゴールド

同じボンカレーでも「ボンカレー(ここでは元祖と表記)」と「ゴールド」は、ソースが大きく違います。元祖は小麦感を感じるやわらなか昭和テイスト。ゴールドはスパイス感を加え、好みの具材とのトッピングもしやすいです。

カレーソースの味を堪能したいのならゴールドだと思いますが、懐かしさとボリュームを求めるのなら「元祖ボンカレー」だと思います。現在のカレー味しか知らない若者には「元祖の味」は、新しさを感じるカレーになるかもしれません。

ボンカレー発売から数えて55年(2023年時点)、ボンカレーゴールドはこちらから>>

松山容子さんパッケージは懐かしい

昭和世代の人なら女優・松山容子さんのCMを覚えている方も多いと思います。また発売して間もない頃からボンカレーを手に持ったホーロー看板が作られています。(松山さんは当時30歳を少し過ぎたころ)看板は累計でおよそ9万枚作られ全国の小売店に掲げられたということです。

松山容子さんのボンカレーパッケージ

Yoko Matsuyama package is nostalgic.

現在の販売は?

現在は沖縄県でのみ小売販売されています。「amazon」、「楽天」などネット通販では全国で購入できます。販売価格は120円~140円くらいです。期間限定でもいいから、その他の地域でも小売り販売して欲しいですね。

筆者もネットで購入しましたが、箱の質感まで古さを演出?しているようで、昭和チックなレトロ感です。中袋は電子レンジでの加熱に対応しています。

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発売された1968年はどんな年?

1968年は昭和43年で、この年に生まれた方は2023年時点では55歳ですね。

1960年代の食卓
▲昭和30年後半から40年前半頃の食卓風景

どんな時代?

1955年(昭和30年)から始まった高度成長経済も終盤に近づき始めた時代。この頃になると国民の半数以上が生活レベルを中流と感じていたというこです。

「ボンカレー」と同じ年に発売され、今も愛される商品としては、日清食品の「ラーメン出前一丁」、サンヨー食品「サッポロ一番みそラーメン」などがあります。またコカ・コーラの全国販売が始まっています。

社会・世相

おもな出来事としては、12月に東京・府中市で「3億円強奪事件」が発生しています。また川端康成が「ノーベル文学賞」を受賞しています。

牛乳1瓶が16円、ラーメンが50円ほどの時代で、発売時の「ボンカレー」は80円ということです。テレビの普及率は95%を超えていましたが、カラーの契約数はまだ5%弱です(この年からNHKのカラー契約が開始されカラー放送も徐々に増え始めた)テレビは真空管からトランジスタに変わりつつある頃です。

流行歌

昭和世代の方なら、ほとんどの歌を知っていると思います。また歌手の和田アキ子さんがデビューした年です。

  • フォーク・クルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」
  • 千昌夫さんの「星影のワルツ」
  • ピンキーとキラーズの「恋の季節」
  • 鶴岡雅義と東京ロマンチカの「小樽のひとよ」
  • 水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」
  • タイガースの「花の首飾り」
  • 青江三奈さん「伊勢佐木町ブルース」
  • いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」

その他

  • テレビアニメ「巨人の星」、「ゲゲゲの鬼太郎」の放映が始まった年です。
  • トヨタ「カローラ」が発売されています。
歴史の長いレトルトカレー・即席カレー
オリエンタル・マースカレー(学校給食の味を思い出す)
この味はあの時代のカレーライス。味とともに昭和の風景、家族・学校給食で食べたカレーを思い出します。
ククレカレー(まろやかカレーの定番です)
1971年(昭和46年)の発売から半世紀を超えても変わらない味。リンゴと玉ねぎの溶け込んだカレーソースに、柔らかすぎるジャガイモの食感は最高にまろやかです。
オリエンタルカレー(昭和から続く懐かしい味)
発売から半世紀を超えて愛される即席カレー。久しぶりに「オリエンタルカレー」を食べてみました。カレーの”粉粉感”が懐かしいカレーライスの原点です。
昭和から続く缶コーヒーの味も素晴らしい!

日本で最初に発売された「UCC缶コーヒー」をはじめ、発売から30年以上の定番コーヒーをまとめています。

昭和缶コーヒー

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