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なごや七福神めぐり(名古屋7か所の寺院)

福の神として多くの人に親しまれる「七福神」。恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天の7柱の福徳神です。名古屋市内にはそれぞれの神さまを祀った寺があります。七福神めぐりをすると「七つの災難を除き、幸福を授かる」とされています。
[目次]
このページに掲載している写真は当サイトで撮影したものです。また各寺院の情報は公式サイトからの情報、チラシなどから出典しています。当サイトと各寺院は関係がございませんので、参拝やイベント等のお問合せは、該当する寺院へお問合せください。
笠寺観音[恵比寿]-南区
尾張四観音のひとつにもなっています。令和5年(2023年)の「恵方観音」です。
寺院のあらまし
- 正式名:笠覆寺(りゅうふくじ)
- 宗派:真言宗智山派
- 創建:天平733年(奈良時代)
- 本尊:十一面観音
令和5年(2023年)はご本尊様ご開帳の年ということです。4月10日~18日の9時~15時30分(18日は15時まで)開帳されるということです。
恵比寿(えびす)様
右手に釣り竿を持ち左脇に鯛(タイ)を抱える喜びのお姿が特徴的な福の神。古くから漁業の神様、商売繁盛の神様として親しまれています。
ご利益は商い運を授ける
- 商売繁盛
- 財産運
参拝(アクセス)
- 住所:名古屋市南区笠寺町上新町83番地
- 公式サイト
- 開堂時間:8時~16時
- アクセス:名鉄本線「本笠寺駅」下車。徒歩10分程度
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おもな行事(イベント)
- 新年初詣
- 毎月6のつく日は「六の市」が開かれ多くの人で賑わいます。(お昼頃までがおすすめ)
- 8月9日は「九万九千日」とされ多くに人が訪れます。
※上記以外も多くの行事が催されています。
如意山 宝珠院[大黒天]-中川区
境内はたくさんの木々に囲まれ、木漏れ日を浴びた本堂やお地蔵さんが美しい寺院です。また手入れの行き届いた見事なお庭があります。
寺院のあらまし
- 名称:宝珠院=ほうじゅいん
- 正式名:如意山寶珠院常楽寺(別称:中郷不動)
- 宗派:真言宗智山派
- 創建:天平元年729年(奈良時代)
- 本尊:薬師如来
大黒天(だいこくてん)様
右手に小槌を持ち大きな袋を背負うお姿が特徴の福の神で、大黒さんの愛称で慕われています。
ご利益は開運招福
- 貧窮転じて大福長者の願い
参拝(アクセス)
- 住所:愛知県名古屋市中川区中郷1丁目11
- 公式サイト:///
- 拝観時間:9時~17時(御朱印は16時まで)
- アクセス:地下鉄東山線「高畑駅」下車。①出口から西へ約500メートル(徒歩10分程度)
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おもな行事(イベント)
毎月7日は「なごや七福神縁日」、28日は「不動明王大護摩」が開催されています。
- 1月1日~7日:新年初詣
- 2月節分:節分豆まき・星まつり
- 3月15日:稲荷大祭
- 5月1日~7日:新年大浴油供
- 8月26日:盆施餓鬼
- 9月1日~7日:秋季大浴油供
- 11月15日:七五三祈祷
※上記以外も多くの行事が催されています。
福生院[毘沙門天]-中区
ビジネス街にある寺院で「袋町お聖天」として親しまれています。境内には七福神、若玉玉福稲荷大明神(お稲荷さん)も祀られています。また六角堂には十二支の菩薩が奉られており、さまざまな祈願ができます。
寺院のあらまし
- 正式名:福生院=ふくしょういん
(別称:袋町お聖天=ふくろまちのおしょうでん) - 宗派:真言宗智山派
- 創建:至徳3年(1386年)室町時代にあたります。
- 本尊:大聖歓喜天(かんぎてん)|お聖天さん
毘沙門天(びしゃもんてん)様
紀元前500年~1000年頃から存在するとされる神様です。また多聞天または北方天(北の方角を護る神様)など、さまざまな呼び名があるようです。現世利益を授ける神様といわれています。
ご利益は七福即生
- 善行を行う者への勇気を与える
- 福徳を授ける
参拝(アクセス)
- 住所:愛知県名古屋市中区錦2丁目5-22
- 公式サイト
- アクセス:地下鉄東山線「伏見駅」または名城線「丸の内駅」下車。いずれも徒歩10分程度。袋町=ふくろまち通り沿いです。
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おもな行事(イベント)
- 新年初詣
- 毎月6のつく日は「六の市」が開かれ多くの人で賑わいます。(午前中が中心)
- 8月9日は「九万九千日」とされ多くに人が訪れます。
辨天寺[弁財天]-港区
寺院のあらまし
- 正式名:辯天寺=べんてんじ(別称:多加良辯天寺)
- 宗派:真言宗智山派
- 創建:1925年(大正14年)
- 本尊:辯才天(ご本尊が七福神となっています)
辯才天・弁才天(べんざいてん)様
七福神の中では唯一女性の神様で、日本では奈良時代(710年~794年)頃から信仰されています。学問や芸術などの知を司るともいわれます。「辯財天」または「弁財天」と書く場合も多いです。
ご利益は福徳自在
- 才を助け知恵を授ける
- 芸事の上達
- 福を授ける
参拝(アクセス)
- 住所:愛知県名古屋市港区多加良浦町4丁目278
- 公式サイト:///
- アクセス:地下鉄東山線「高畑駅」下車。市バス④番乗り場から「多加良浦」行きに乗車し「弁天裏」で下車。または名鉄本線「神宮前」駅前の市バス「神宮東門」⑤番から「多加良浦」行きに乗車し「弁天裏」で下車。
- 本堂内は撮影禁止
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おもな行事(イベント)
- 1月1日~3日:新年初詣
- 開運大師霊場として毎月21日は多くの人で賑わいます
成田山 萬福院[福禄寿]-中区
名古屋の中心部栄にある成田山(大本山は千葉県成田市)の分院です。節分会は良く知られており多くの人が参拝されます。
寺院のあらまし
- 正式名:成田山 萬福院(まんぷくいん)
- 宗派:真言宗智山派
- 創建:延宝4年(1676年)から元禄4年(1691年)
再建は1955年(昭和30年) - 本尊:不動明王
福禄寿(ふくろくじゅ)様
幸福・財産・長寿の三徳を具現化した道士(僧侶)といわれています。また福禄寿は「寿老人=じゅろうじん」と同体異名(同じ神様)とされることもあります。
ご利益は延寿福楽
- 幸福を授ける
- 長寿を授ける
参拝(アクセス)
- 住所:愛知県名古屋市中区栄5丁目26-24
- 公式サイト
- アクセス:地下鉄名城線「矢場町」下車し③番出口から徒歩3分程度(通称100メートル道路沿いを東に約300メートル)
- 参拝時間:9時から17時(ご祈祷受付は16時30分まで)
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おもな行事(イベント)
- 1月1日~3日:新年初詣
- 毎月1日と28日は「縁日」
- 2月3日:節分会
- 2月5日~2月28日:特別厄除け祈願会
- 春彼岸会
- 3月21日:弘法大師御正当
- 4月8日:花まつり(お釈迦様の誕生日)
- 秋彼岸会
※上記以外も多くの行事が催されています。
八事山 興正寺[寿老人]-昭和区
尾張徳川家の祈願寺として繁栄し、地元では「八事観音」とも呼ばれ親しまれています。平成26年(2014年)は「釈迦牟尼大仏=しゃかむにだいぶつ」が山門前に建立されています。また大名古屋十二支では卯年(うさぎ年)の護り本尊「文殊菩薩」の霊場でもあります。
寺院のあらまし
- 正式名:遍照院、普門院(西山普門院)、遍照院(東山遍照院)
- 宗派:高野山真言宗
- 創建:1688年(貞享5年)江戸時代にあたります
- 本尊:大日如来
寿老人(じゅろうじん)様
中国の伝説上の人物とされ長寿の神様とされています。また寿老人は「福禄寿=ふくろじゅ」と同体異名(同じ神様)とされ、延寿の神様とされています。
ご利益は不老長寿
- 病の平癒と健康を授ける
- 寿命を延ばす
参拝(アクセス)
- 住所:愛知県名古屋市昭和区八事本町78
- 公式サイト
- アクセス:地下鉄鶴舞線「八事駅」下車。①番出口より徒歩7分~10分程度。
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おもな行事(イベント)
- 新年初詣
- 毎月5日と13日は「縁日」
- 毎月21日:マルシェ(参道でのイベント)
※上記以外も多くの行事が催されています。
大須観音[布袋尊]-中区
「大須の観音様」として全国的にも有名です。毎年2月の節分には七福神を乗せた宝船が出て多くの人で賑わいます。
寺院のあらまし
- 正式名:北野山 真福寺 寶生院=ほうしょういん
- 宗派:真言宗智山派
- 創建:元弘3年(1333年)鎌倉時代にあたります。
- 本尊:聖観音
布袋尊(ほていそん)様
太鼓腹に袋を担いだお姿が特徴の福の神。中国の唐代末から五代の時代(900年~960年頃)にかけて実在したと伝えられる仏僧。七福神には室町時代(1336年~ 1573年)からといわれています。
ご利益は諸縁吉祥
- 縁結び
- 喜びを授ける
参拝(アクセス)
- 住所:愛知県名古屋市中区大須2丁目21-47
- 公式サイト
- アクセス:地下鉄鶴舞線「大須観音駅」下車し②番出口からすぐです。
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おもな行事(イベント)
- 1月1日~3日:新年初詣
- 毎月18日:御本尊(聖観音様)の縁日
- 春彼岸会(中日)
- 3月21日:弘法大師御正当
- 4月8日:花まつり
- 8月9日:九万九千功徳日
- 秋彼岸会(中日)
- 10月25日:開山記念祭
上記以外にも多くの行事が催されています。
7つの寺院めぐり
1日乗車券でお得に参拝
七福神めぐり
ご紹介した7つの寺院は名古屋の公共交通機関(地下鉄・市バス)で巡ることができます。いずれも最寄り駅から近く徒歩10分程度以内です。寺院を巡る順序は決まっていないということです。
午前中(10時頃から)巡ることが出来れば夕方くらいまでに、すべての寺院を参拝することも可能です。ただ滞在時間等や季節(秋から冬は日没が早い)を考慮した場合は、2回に分けて計画されるほうが良いかと思います。
お賽銭は箱が多いため小銭を多く準備しましょう。
1日乗車券がお得!
交通機関で巡る場合は地下鉄・市バスが1日の乗り放題になる「地下鉄・バス全線1日乗車券」がお得です。特に土日と8日は「ドニチエコきっぷ」が超お得です。料金は2022年12月現在です。
1日乗車券
- 大人:870円(地下鉄のみは760円)
- 子ども:430円(地下鉄のみは380円)
※7つの寺院のうち、港区の辨天寺(多加良辯天寺)のみバスでの移動が必要になります。
ドニチエコきっぷ
土日と毎月8日(曜日に関わらず利用可能)で、地下鉄・バスが乗り放題。土日はバスの本数が少ないため注意が必要です。
- 大人:620円
- 子ども:310円