なごや七福神めぐり(名古屋7か所の寺院のご利益)

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名古屋七福神巡り

七難即滅と七福即生
1日ですべての巡礼も可能

福の神として多くの人に親しまれる「七福神」。恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋天、寿老人、弁才天の7柱の福徳神です。名古屋市内にはそれぞれの神さまを祀った寺院があります。七福神めぐりをすると「七難即滅=七つの災難を除く」「七福即生=七つの幸福を授かる」といわれています。

2024年4月から各寺院とも御朱印が300円から500円になるということです。

[目次]

このページに掲載している写真は当サイトで撮影したものです。また各寺院の情報は公式サイトからの情報、チラシなどから出典しています。当サイトと各寺院は関係がございませんので、参拝やイベント等については、該当する寺院へお問合せください。

笠寺観音[恵比寿]-南区

尾張四観音のひとつ。ご詠歌が流れる寺院

笠寺観音

笠寺観音

尾張四観音のひとつにもなっています。ご詠歌の流れる心落ち着く寺院です。

  • 正式名:笠覆寺(りゅうふくじ)
  • 宗派:真言宗智山派
  • 創建:天平733年(奈良時代)
  • 本尊:十一面観音
  • 公式サイト

(1)恵比寿様

商売繁盛の恵比寿様

右手に釣り竿を持ち左脇に鯛(タイ)を抱える喜びのお姿が特徴的な福の神。古くから漁業の神様、商売繁盛の神様として親しまれています。

(2)ご利益は商い運を授ける

  • 商売繁盛
  • 財産運

(3)所在地

  • 住所:名古屋市南区笠寺町上新町83番地
  • 開堂時間:8時~16時
  • アクセス:名鉄本線「本笠寺駅」下車。徒歩10分程度

笠寺観音(七福神の恵比寿様)の歴史や写真、ご利益・御朱印
年中行事・イベント・案内図(ルート)も掲載

宝珠院[大黒天]-中川区

静かで風雅な境内が素晴らしい!

宝珠院

宝珠院(名古屋)

境内はたくさんの木々に囲まれ、木漏れ日を浴びた本堂やお地蔵さんが美しい寺院です。また手入れの行き届いた見事なお庭があります。

  • 名称:宝珠院=ほうじゅいん
  • 正式名:如意山寶珠院常楽寺(別称:中郷不動)
  • 宗派:真言宗智山派
  • 創建:天平元年729年(奈良時代)
  • 本尊:薬師如来
  • 公式サイト:///

(1)大黒天(だいこくてん)様

開運招福の大黒天

右手に小槌を持ち大きな袋を背負うお姿が特徴の福の神で、大黒さんの愛称で慕われています。「貧窮転じて大福長者の願い」といわれています。

(2)ご利益は開運招福

  • 開運
  • 招福

(3)所在地

  • 住所:愛知県名古屋市中川区中郷1丁目11
  • 公式サイト:///
  • 拝観時間:9時~17時(御朱印は16時まで)
  • アクセス:地下鉄東山線「高畑駅」下車。①出口から西へ約500メートル(徒歩10分程度)

宝珠院(七福神の大黒天)のの歴史や写真、ご利益・御朱印
年中行事・案内図も掲載

福生院[毘沙門天]-中区

ビジネス街にある寺院

福生院

福生院(袋町お聖天)

ビジネス街にある寺院で「袋町お聖天」として親しまれています。境内には七福神、若玉玉福稲荷大明神(お稲荷さん)、出世大師も祀られています。また六角堂には十二支の菩薩が祀られており、さまざまな祈願ができます。

  • 正式名:福生院=ふくしょういん
    (別称:袋町お聖天=ふくろまちのおしょうでん)
  • 宗派:真言宗智山派
  • 創建:至徳3年(1386年)室町時代にあたります。
  • 本尊:大聖歓喜天(かんぎてん)|お聖天さん
  • 公式サイト

(1)毘沙門天(びしゃもんてん)様

七福即生の毘沙門天

紀元前500年~1000年頃から存在するとされる神様です。また多聞天または北方天(北の方角を護る神様)など、さまざまな呼び名があるようです。現世利益を授ける神様といわれています。

(2)ご利益は七福即生

  • 善行を行う者への勇気を与える
  • 福徳を授ける

(3)所在地

  • 住所:愛知県名古屋市中区錦2丁目5-22
  • アクセス:地下鶴舞線・桜通線「丸の内駅」下車し⑤番出口から徒歩5分程度。「袋町通り=ふくろまち通り」沿いです。「丸の内駅」は改札から⑤番出口まで距離があります。東山線「伏見」駅からも徒歩10分以内です。

福生院(七福神の毘沙門天)の歴史や写真、ご利益・御朱印
年中行事・案内図(ルート)

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辨天寺[弁財天]-港区

唯一女性の神さまを祀る穏やかな寺院

辯天寺

辨天寺(名古屋市港区)べんてんじ

七福神の中で唯一女性の神さまを祀る寺院。静かな環境にあります。

  • 正式名:辯天寺=べんてんじ(別称:多加良辯天寺)
  • 宗派:真言宗智山派
  • 創建:1925年(大正14年)
  • 本尊:辯才天(ご本尊が七福神となっています)
  • 公式サイト://

(1)弁才天(べんざいてん)様

福徳自在の弁才天

七福神の中では唯一女性の神様で、日本では奈良時代(710年~794年)頃から信仰されています。学問や芸術などの知を司るともいわれます。「辯財天」または「弁財天」と書く場合もあります。

(2)ご利益は福徳自在

  • 才を助け知恵を授ける
  • 芸事の上達
  • 福を授ける

(3)所在地

  • 住所:愛知県名古屋市港区多加良浦町4丁目278
  • アクセス:地下鉄東山線「高畑駅」下車。市バス④番乗り場から「多加良浦」行きに乗車し「弁天裏」で下車。または名鉄本線「神宮前」駅前の市バス「神宮東門」⑤番から「多加良浦」行きに乗車し「弁天裏」で下車し、徒歩約5分です。
  • 本堂内は撮影禁止

辯天寺(七福神の弁才天)の歴史や写真、ご利益・御朱印
案内図(ルート)も掲載

成田山 萬福院[福禄寿]-中区

繁華街にある成田山の別院

萬福院

成田山萬福院(まんぷくいん)

名古屋の中心部栄にある成田山(大本山は千葉県成田市)の分院です。節分会は良く知られており多くの人が参拝されます。

  • 正式名:成田山 萬福院(まんぷくいん)
  • 宗派:真言宗智山派
  • 創建:延宝4年(1676年)から元禄4年(1691年)
    再建は1955年(昭和30年)
  • 本尊:不動明王
  • 公式サイト

(1)福禄寿(ふくろくじゅ)様

延寿福楽の福禄寿

幸福・財産・長寿の三徳を具現化した道士(僧侶)といわれています。また福禄寿は「寿老人=じゅろうじん」と同体異名(同じ神様)とされることもあります。

(2)ご利益は延寿福楽

  • 幸福を授ける
  • 長寿を授ける

(3)所在地

  • 住所:愛知県名古屋市中区栄5丁目26-24
  • アクセス:地下鉄名城線「矢場町」下車し③番出口から徒歩3分程度(通称100メートル道路沿いを東に約300メートル)
  • 参拝時間:9時から17時(ご祈祷受付は16時30分まで)

萬福院(七福神の福禄寿)の歴史や写真、ご利益・御朱印
年中行事・案内図(ルート)

 興正寺[寿老人]-昭和区

多くの仏像が鎮座する寺院

興正寺

八事山興正寺(こうしょうじ)

尾張徳川家の祈願寺として繁栄し、地元では「八事観音」とも呼ばれ親しまれています。平成26年(2014年)は「釈迦牟尼大仏=しゃかむにだいぶつ」が山門前に建立されています。また大名古屋十二支では卯年(うさぎ年)の護り本尊「文殊菩薩」の霊場でもあります。

  • 正式名:遍照院、普門院(西山普門院)、遍照院(東山遍照院)
  • 宗派:高野山真言宗
  • 創建:1688年(貞享5年)江戸時代にあたります
  • 本尊:大日如来
  • 公式サイト

(1)寿老人(じゅろうじん)様

不老長寿の寿老人

中国の伝説上の人物とされ長寿の神様とされています。また寿老人は「福禄寿=ふくろじゅ」と同体異名(同じ神様)とされ、延寿の神様とされています。

(2)ご利益は不老長寿

  • 病の平癒と健康を授ける
  • 寿命を延ばす

(3)所在地

  • 住所:愛知県名古屋市昭和区八事本町78
  • アクセス:地下鉄鶴舞線「八事駅」下車。①番出口より山門まで徒歩約4分。

八事山興正寺(七福神の寿老人)歴史や境内の写真
おもな縁日・案内図(ルート)

大須観音[布袋尊]-中区

平日の参拝者も多い賑やかな寺院

大須観音

大須観音

「大須の観音様」として全国的にも有名です。毎年2月の節分には七福神を乗せた宝船が出て多くの人で賑わいます。

  • 正式名:北野山 真福寺 寶生院=ほうしょういん
  • 宗派:真言宗智山派
  • 創建:元弘3年(1333年)鎌倉時代にあたります。
  • 本尊:聖観音
  • 公式サイト

(1)布袋尊(ほていそん)様

諸縁吉祥の布袋尊

太鼓腹に袋を担いだお姿が特徴の福の神。中国の唐代末から五代の時代(900年~960年頃)にかけて実在したと伝えられる仏僧。七福神には室町時代(1336年~ 1573年)からといわれています。

(2)ご利益は諸縁吉祥

  • 縁結び
  • 喜びを授ける

(3)所在地

  • 住所:愛知県名古屋市中区大須2丁目21-47
  • アクセス:地下鉄鶴舞線「大須観音駅」下車し④番出口からすぐです。

大須観音(七福神の布袋尊)のあらまし、ご利益・御朱印
おもな年中行事・案内図(ルート)

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7つの寺院めぐり
1日乗車券でお得に参拝

7つの寺院は名古屋の公共交通機関(地下鉄・市バス)で巡ることができます。いずれも最寄り駅から近く徒歩10分程度以内です。寺院を巡る順序は決まっていないということです。

なごや七福神めぐり(場所)

いずれも「真言宗」に属する寺院です。

最寄り駅

福生院(中区) 地下鉄鶴舞線・桜通り線「丸の内」駅 5番出口から徒歩5分程度
萬福院(中区) 地下鉄名城線
「矢場町」駅
3番出口から徒歩3分~5分程度
大須観音(中区) 地下鉄鶴舞線
「大須観音」駅
4番出口を出てすぐ
興正寺(昭和区) 地下鉄鶴舞線・名城線「八事」駅 1番出口から徒歩5分くらい。
宝珠院(中川区) 地下鉄東山線
「高畑」駅
1番出口から徒歩7分~10分程度
辯天時(港区) 市バス
「弁天裏」停留所
地下鉄「高畑」駅、または名鉄本線「神宮前」駅前から市バスに乗り換え。神宮前のバス停までは地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町」から徒歩5分くらい。
笠寺観音(南区) 市バス
「笠寺西門」停留所
地下鉄桜通線で「桜本町」を下車し④番出口から南方向に徒歩15分程度です。(出口からほぼ直線で笠寺西門交差点を左折してずぐ)桜本町から市バス(新瑞13系統・新瑞14系統・笠寺11系統南巡回)利用では下車してすぐです。また1日乗車券は使えませんが、名鉄本線「本笠寺駅」からは徒歩で5分くらい。

午前中(10時頃から)巡ることが出来れば夕方くらいまでに、すべての寺院を参拝することも可能です。ただ滞在時間等や季節(秋から冬は日没が早い)を考慮した場合は、2回に分けて計画されるほうが良いかと思います。11月~2月は午後3時をまわると、日が傾き始めます。また御朱印の受付は午後4時くらいまでが多いです。

お賽銭箱が多いため小銭を多く準備しましょう。

1日乗車券がお得!

交通機関で巡る場合は地下鉄・市バスが1日の乗り放題になる「地下鉄・バス全線1日乗車券」がお得です。特に土日と8日は「ドニチエコきっぷ」が超お得です。料金は2024年1月現在です。

料金

  • 大人:870円(地下鉄のみは760円)
  • 子ども:430円(地下鉄のみは380円)

※7つの寺院のうち、港区の「辨天寺」(多加良辯天寺)と南区の「笠寺観音」は市営バスの移動になります。「辨天寺」は地下鉄東山線「高畑」駅から市バスで多加良浦に乗車し、多加良浦バス停で下車、もしくは神宮西駅から同様に市バスで多加良浦に乗車し、多加良浦バス停で下車です。

「笠寺観音は地下鉄桜通線「桜本町」駅から、市営バスに乗り「笠寺西門停留所」より徒歩で約1分。地下鉄桜通線「桜本町」駅から徒歩だと15分くらいです。

ドニチエコきっぷ

土日と毎月8日(曜日に関わらず利用可能)で、地下鉄・バスが乗り放題。土日はバスの本数が少ないため注意が必要です。

  • 大人:620円
  • 子ども:310円
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尾張四観音(荒子・甚目寺・龍泉寺・笠寺)
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