発売から30年以上愛される昭和の缶コーヒー

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長く愛され記憶に刻まれた味

日本初のコーヒー飲料「UCCミルクコーヒー」の発売から55年を超え、さまざまな缶コーヒーの歴史が生まれました。UCCほかダイドー、ポッカ、ジョージア、サントリーBOSSなどの定番となった缶コーヒーをまとめています。

昭和の缶コーヒー

[目次]

UCCミルクコーヒー(1969年)

もっとも歴史の長い缶コーヒー(乳飲料のカテゴリ)

UCC缶コーヒー

1969年(昭和44年)に発売された缶コーヒーの世界最長寿ブランド(2019年ギネス認定)で、誰もが知ってる缶コーヒーですね。デザインも当時から大きな変更はなく、シンプルそのもの。しかし最近はコンビニや自販機での販売も見かけることが少なくなりました。むかしからのファンには寂しいですね。amazon等のネット販売で購入できます。

「UCCミルクコーヒー」は厳密には乳固形分の比率が高く、乳飲料に該当するそうです。(缶コーヒー飲料の規格は製品100g中にコーヒー豆5g以上)

UCC自販機

1969年はどんな年?大きな出来事としては、アメリカの「アポロ11号」が人類初の有人月面着陸に成功した年です。日本は高度経済成長が終わりに近づき始めた頃で、5月に「東名高速道路」が全区間開通しています。(全線開通は1971年) 1月には「東大安田講堂事件」がありました。流行歌としては、由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」、いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」、ピンキーとキラーズの「恋の季節」 皆川おさむさんの「黒ネコのタンゴ」など。またフォークソングブームが広まった年でもあります。

ポッカ缶コーヒー(1972年)

日本初の缶コーヒー(コーヒー規格)

ポッカ缶コーヒー

1972年(昭和47年)に発売された缶コーヒーで、缶コーヒー飲料の規格(上述)では、日本で最初の商品ということです。

ポッカ缶コーヒーの味 コーヒー感は甘すぎず苦すぎずで、バランスの優れたテイストで飽きることがないです。缶コーヒーのスタンダードな存在だと思います。

パッケージに使われている男性の顔は発売翌年(1973年)から使われているようです。モデルとなった人物はいないということです。

1972年はどんな年?沖縄県が本土復帰を果たし、東京・上野動物園でパンダ(カンカンとランラン)が初公開された年。また連合赤軍による「あさま山荘事件」が世間を騒がせました。芸能では西城秀樹と郷ひろみがデビューした年(野口五郎は前年の1971年)で、 小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」吉田拓郎の「旅の宿」などがヒットしています。

ダイドー缶コーヒー(1975年)

多彩な商品を展開する缶コーヒーのブランド

ダイドー缶コーヒー

現在のダイドードリンコが設立(大同薬品工業から分離)した1975年(昭和50年)から販売されている缶コーヒー。派生商品も多いですね。2018年に「 ダイドーブレンドコーヒーオリジナル」に改名された以外は、パッケージデザインは商品名は大きな変更(期間限定デザインを除く)はなく、誰もが知る商品。

ライト(浅煎り)なコーヒー感ながら余韻の残る味わいです。ダイドーコーヒーは、派生商品が数多くありますね。

ダイドーミルクコーヒー

こちらはミルクコーヒーで、ほどよい甘さです。自販機でも販売(設置は少ないかな?)していますね。寒い冬に温まるにはちょうどいい感じです。

1975年はどんな年?世界では「マイクロソフト社」が設立されています。日本では日本電信電話公社(現NTT)の「プッシュ式公衆電話機」を初設置、芸能・音楽では子門真人さんの「およげ!たいやきくん」、布施明さんの「シクラメンのかほり」、さくらと一郎の「昭和枯れすゝき」中島みゆきさんの「時代」バンバンの「いちご白書をもう一度」などが流行しています。

ジョージア缶コーヒー(1975年)

ブランドシェアが日本トップの缶コーヒー

ジョージア缶コーヒー

日本コカ・コーラの社の缶コーヒーブランドで、販売されているすべての商品を合わせると日本のシェアではトップということです。写真の缶コーヒーは1975年(昭和50年)から販売されているオリジナル缶です。デザインは何度か変更されています。写真は”コーヒー飲料”のカテゴリで甘さとミルク感が強いテイスト。

エメラルドマウンテンコーヒー

1994年(平成6年)に発売された「エメラルドマウンテンコーヒー」”エメマンコーヒー”の通称で人気のある商品です。筆者も発売当初から好きな缶コーヒーのひとつです。特にキンキンに冷たくしたエメマンの味は最高です(^^)/

マックスコーヒー

練乳の入った「MAXコーヒー」は甘いコーヒー飲料の代表的商品。現在、缶タイプは自販機販売は少ないようです。(地域性があるようでローカルな商品?)ボトルタイプは量販店などでみかけます。

辛口カレーと不思議な相性

「MAXコーヒー」や「UCCコーヒー」などコーヒー飲料のジャンルは、コーヒー感を楽しむより、ほっとするひと時に疲れを癒すのに最適ですね。また個人的にですが、辛口のカレーを食べるときに飲むのが好きです。辛さでしびれた舌が普段とは違う味覚を感じさせてくれます。

カレーと缶コーヒー
▲上記は辛口カレーの定番(LEEカレー20倍)とMAXコーヒーです。

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BOSS缶コーヒー

多くのテイストでコーヒー本来の味を追求

BOSS缶コーヒー

サントリーの缶コーヒーブランド。1992年(平成4年)から全国発売されています。(試験販売は東京と大阪で前年から)派生する商品も多く、いまは定番となった缶コーヒーのひとつですね。

平成に入ってから発売された30年を超えて愛される缶コーヒー。発売されたころは「BOSSジャン」のプレゼントキャンペーンが展開(数年あった記憶)され、応募シールをたくさん集めました。(当選はしませんでした^^;)

1992年はどんな年?東海道新幹線「のぞみ」が初運航され、山形新幹線が開通しました。前年(1991年)はバブル経済が崩壊した年と言われ、「就職氷河期」と呼ばれる時期が始まり2005年まで続きました。芸能・音楽としては、米米CLUBの「君がいるだけで/愛してる」、浜田省吾さんの「悲しみは雪のように」、サザンオールスターズの「涙のキッス」などがヒットしています。

印象に残るCMも多いですね。

アメリカの俳優「トミー・リー・ジョーンズ」を起用した「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」は。これまでの80種類近くあるそうです。BGMで使われた「中島みゆき」さんの名曲ヘッドライト・テールライトは印象的でした。

 

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