昭和生まれの人はいつか見た風景
(名古屋市熱田区)
名鉄「神宮前駅」隣りにある「神宮小路=じんぐうこうじ」。狭いエリアながら昭和風情が色濃く残り、半世紀を超えて続く飲食店もあります。
40代以上の人なら場所は違っても、どこか記憶の隅にとどまる路地裏のイメージで、昭和中期から後期の映画やドラマで目にしたロケーションかもしれません。(このページの写真は2022年12月~2023年3月です。一部写真は拡大表示します)
[目次]
神宮小路
都市部では少なくなった風情。昔はどこにでもあった裏路地に並ぶ飲食店。
昼の風情
夜の風情
中華料理 えん楽
名古屋テレビ(メ-テレ)のドラマ「名古屋行き最終列車」のロケにも使われた「えん楽」。同ドラマシリーズの中では記憶に残るドラマのひとつです。
昭和中期の創業から半世紀以上営業されているそうです。
その他

温もりを感じるレストラン

何の店だったのだろう?
「神宮小路」のエリアには店舗とは無関係な私有地(立ち入り禁止)もあるようです。
神宮商店街
名鉄「神宮前駅」を降りるてすぐに商店街があります。昭和風情を感じる通りです。閉まっているお店も少なくなく、時代の移ろいを感じます。
「きよめ餅」は熱田神宮参拝のお土産として有名ですね。「天明=江戸時代の中期(1781年~1789年)」から240年を超えて愛されています。
街角の宝くじ売り場
神宮小路の近くにある懐かしさを感じる宝くじ売り店。最近は大型店舗内のテナントやスーパーの敷地内が多いですね。名鉄「神宮前駅」近くということもあり、買い求める方も多そうです。店のガラスには高額当選の張り紙も多かったです。
ちなみに2023年の「熱田神宮」は名古屋城から見て、2023年の恵方の方角である南南東にあたります。
昭和世代の心に残るお店
昭和生まれの人なら記憶のどこかに残る商店街のイメージかもしれません。時間帯によって違うとは思いますが、平日午後は歩く人も少なく年齢層も高めでした。
音楽テープ!今はほとんど使われなくなったカセットテープ、ビデオテープですね。TDK、マクセル、ソニー、デンオンなど多くのメーカーがありました。記録媒体もノーマル、クロハイポジ、クローム、メタルがありました。2本セット、3本セットで販売されていました。包装フィルムをはがしたときの匂いを思い出します。またメタルテープの音質は格段に良かったものの価格も高くなかなか手が出せなかった。
アナログ時代は録音機器や記録媒体による音質の差が大きく趣味としての楽しみも多かったですね。ドルビーB、ドルビーC、オートリバース・・こんな言葉を思い出された方は、オーディオ好きな方ですね。フェライト/アモルファスヘッド、「ワウフラッター=録音再生機器の回転部のムラ」をご存じであれば、往年のオーディオマニアかも・・^^
商店街のお店
下記の写真は拡大表示します。
熱田区役所側(神宮駅反対側)から
昭和時代の熱田神宮駅周辺
商店街を抜けると熱田区役所があります。(神宮前駅から歩いた場合)区役所前には昭和中期ごろと思われる当時の写真が掲示してありました。
名鉄神宮前駅
1983年(昭和58年)に建てられた駅西ビルは、周辺の再開発にともない2021年(令和3年)8月から解体工事が始まっています。2021年(令和4年)において1日の乗降者数は、約2万8000人ということです。
▲上記写真は2022年12月の様子です。
祭りのあとの寂しさ
神宮小路と神宮前商店街の写真を撮りに訪れたのは、12月と新年の2回。熱田神宮の初もうで客は3が日明けの夜でしたが、境内は多くの人で賑わっていました。しかし神宮正門から地下鉄「熱田神宮西駅(※)」までは、人通りもめっきり少なくなり屋台も店じまいしていました。
(※)2023年(令和5年)1月4日から地下鉄「神宮西駅」の駅名は「熱田神宮西駅」に改称されています。同様に「伝馬町駅」は「熱田伝馬町駅」になっています。
クリスマス、年末、お正月が過ぎる頃は、祭りの後の寂しさを感じます。吉田拓郎さんの名曲「祭りのあと」が頭の中に流れました^^