ノスタルジックな蒲郡市の海岸通り(竹島園地など)

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昭和の遺構が残る海辺の風景

昭和の遺構が残る海辺の風景。「竹島水族館」や「海辺の文学記念館」、そして八百富神社の神域である「竹島」など、歴史散策も楽しめるレトロ感が残るエリアです。

[目次]

JR蒲郡駅(南側)周辺

JR蒲郡駅の南側
▲蒲郡市はヨットの街としても知られ、駅のシンボルにもなっている練習艇(全長23.2メートル、幅5.5メートル)が展示されています。

蒲郡埠頭
▲駅のロータリーから南に直線で1キロ(徒歩10分くらい)ほどで埠頭です。立ち入り制限もなく岸壁まで歩けますが、柵などはなく目の前に海が広がり少し怖い感じです。強風の日は転落しないように注意が必要かも。

竹島園地に向かう

国道23号線(旧道)沿いを「竹島」方向に歩きました。15分くらいで「竹島園地」につきます。ここには「竹島水族館」や「海辺の文学記念館」、そして三河湾に浮かぶ小島「竹島」があります。

昭和チックな竹島水族館

竹島水族館
▲開館は70年近く前で建物はまさに昭和の遺構です。水族館の左側建物には「竹島パルク」の名称で土産物店などが並んでいました。2022年5月に閉鎖され2024年1月からは解体工事が始まっています。水族館もリニューアルのため3月末まで閉館です。

竹島水族館(詳細)はこちら

海辺の文学記念館

海辺の文学記念館
▲日本の文学史の中で著名な作家である志賀直哉、谷崎潤一郎、川端康成、井上靖、三島由紀夫などの足跡やエピソードなどを紹介・展示する文学館。浅田次郎の資料も展示していました。

木造の建物は明治43年(1910年)に建築された診療所を再現した建築(1997年)ということです。(年中無休で午前9時~午後5時(入場は4時40分まで)入場は無料です。

文学館の庭
▲記念館の敷地には三河湾を一望できる美しい庭があります。

館内の写真(拡大します)

海辺の文学記念館 海辺の文学記念館
海辺の文学記念館 海辺の文学記念館

昭和な休憩所
▲建物に隣接する休憩スペース。昭和レトロ感のある場所ですね。

三河湾に浮かぶ竹島と大島

竹島(蒲郡)
▲海岸から約400mに蒲郡市のシンボル「竹島」があります。南北約250m、面積は1.9haで、東京ドームの半分弱くらいの大きさです。島全体が天然記念物に指定され、「八百富神社=やおとみじんじゃ」の神域になっています。

八百富神社(詳細)はこちら

竹島橋
▲島には「竹島橋=387m」で渡ることが出来ます。現在の橋は昭和61年(1986年)に作られたそうです。(それ以前にもありました)今回訪れたのは2月下旬でしたが風が強い日で、橋の上は歩くのも大変なくらいの強風でした。メガネが飛ばされないようにカバンに入れて渡りました。持ち物が飛ばされないように気をつける必要があります。また小さな子どもやベビーカーは危険があるかもしれません。風の強さに十分な注意が必要です。

竹島のカモメ
▲海岸付近にカモメが多く飛んでいました。

トビに襲われないように![表示]

竹島園地はトビ(トンビとも呼ばれる大型の猛禽類)が、人が持つ食べ物を奪うため襲ってくることがあり注意喚起されています。トビの大きさは60cm~70cmでカラスより一回り大きく、メスは翼を広げると約1.6m。河川敷や海岸付近に年間を通じています。お弁当やおやつを食べるときは、自分の身長より高い建物や壁を後ろにする、日傘などを使うとよいそうです。乳幼児の事故には特に注意が必要です。
トビ(トンビ)

竹島橋の橋脚
▲干潮時には「竹島」と地続きになることもあるようです。橋の上から海を見ても海底が見えるくらい水深は浅いですね。この付近では春から夏にかけて潮干狩り場が開設されます。

大島と小島(蒲郡)
▲竹島より少し遠方(沖合約3km)には、「大島=周囲4km」と「小島」があります。いずれも無人島ですが「大島」は夏に海水浴場が開設され、定期運航船が運行されています。筆者もずいぶん昔(昭和の時代^^;)ですが、2度ほど海水浴に訪れたことがあります。

藤原俊成の像

藤原俊成の像(蒲郡) 岩間もる玉かげの井のすずしきに 千歳の秋を松風のふく 世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
立像(拡大) 刻まれた歌碑(拡大)

竹島園地に立つ「藤原俊成=ふじわら の としなり」は、平安時代後期から鎌倉時代初期の歌人で、三河の国の国司として現在の蒲郡を開拓された人ということです。また竹島の「八百富神社」を滋賀県琵琶湖の「竹生島」から勧請(かんじょう=祭神を分け祀る)されたということです。(出典:蒲郡市

蒲郡クラシックホテル

蒲郡クラシックホテル
▲海側からは歴史を感じさせる建物の外観が見えます。昭和9年(1934年)に建築され2024年に90年を迎える城郭(じょうかく)風の「蒲郡クラシックホテル」です。昭和32年には昭和天皇・香淳皇后が御宿泊(当時の名称は蒲郡ホテル)の歴史もあり、のちに三河湾の美しい景色の思い出を語られたという逸話も残っているそうです。また映画やドラマのロケ地としても多く利用されいるようです。一度は宿泊してみたいですね。(眺めるだけになりそう‥)

案内図(ルート)

JR蒲郡駅の南口を出て「郵便局前」の信号交差点を渡って左折。そのまま国道23号線(旧道)を直進して徒歩なら10分~15分くらいです。交通量が多いため事故には注意が必要です。

Googleマップ

蒲郡市の散策記録

レトロな街並を残す蒲郡 竹島水族館 八百富神社(竹島)
レトロな街(駅北側) 竹島水族館 八百富神社(竹島)
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