[丙午]リワインド1966年

ひのえうま生まれの皆さま
お元気ですかー?

丙午のイメージです。

2026年(令和8年)の干支は60年に1度巡る「丙午=ひのえうま」を迎えます。これまでの60年について、年代ごとに社会の出来事を巻き戻しています。筆者も前回の丙午である1966年(昭和41年)生まれです。

1966年(昭和41年)はどんな年?

前回の丙午だった昭和41年3月31日に、日本の人口が1億人を超えたと報道されています(公式の人口統計は翌年の発表)。終戦時(昭和20年)の推計人口は約7200万人とされており、21年間で2800万人増えたことになります。また「丙午生まれの女性は気性が激しい」という迷信から出産を控えた家庭が多くなった年です。

前回の丙午生まれは約90人に1人

この年の出生数は約136万人で、前年(約182万人)に比べ約25%少なくなっています‥[続きを表示]

日本の人口(2025年9月時点)は約1億2317万人で、前回の丙午人口を試算すると全体の約90人に1人になります。干支人口では午年がもっとも少なく、全体では約967万人(約13人に1人です。集計年度が異なるため推計)もっとも多い干支人口は丑年で1126万人です。

翌年の1967年(昭和42年)は反動で大きく増加し約194万人です。1988年(昭和63年)に丙午の出生数を下回るまで、話題になることも多かったと思います。ちなみに2024年(令和6年)の出生数は約68万6千人(統計開始以降でもっとも少ない)で、丙午人口の約半数まで少子化が進んでいます。

社会的な出来事としては6月にザ・ビートルズが来日。社会現象となり日本の音楽文化に大きな影響を与えています。日本の音楽シーンにおいても「ブロード・サイド・フォー」が歌う「若者たち=君の行く道は はてしなく遠い・・」などがヒットし、フォークソングが”深く静かな人気”と話題になるなど、70年代のフォーク・ニューミュージックのブームにつながる活動が増え始めています。

また3月までに大きな飛行機事故「全日空羽田沖墜落事故」「カナダ太平洋航空機着陸失敗事故」「英国海外航空機空中分解事故(富士山上空での乱気流による事故)」が発生。このほかにも年内に2つの航空機事故が続き、航空史上において「五連続事故」と呼ばれた年でした。

1月~12月の出来事

直接の記憶はないものの、後年に親から聞いたり多くのメディアで取り上げられた出来事もこともあり、あとからの記憶として知る人も多いと思います。

1月~3月 4月~6月
7月~9月 10月~12月
おもな著名人[表示]

[男性]

  • 野村萬斎(狂言師、俳優)
  • 長嶋一茂(元野球選手、タレント)
  • 東山紀之(俳優、歌手)
  • 石黒賢(俳優)
  • トータス松本(歌手、ウルフルズ)
  • 宮沢和史(歌手、THE BOOM)
  • 東山紀之(元俳優、歌手)
  • 薬丸裕英(タレント)
  • 高嶋政伸(俳優)
  • 永瀬正敏(俳優)
  • 大槻ケンヂ(作家、シンガーソングライター、俳優)

[女性]

  • 小泉今日子(歌手、女優)
  • 斉藤由貴(女優、歌手)
  • 鈴木保奈美(女優)
  • 早見優(歌手、タレント)
  • 渡辺美里(歌手)
  • 有森裕子(元マラソン選手)
  • 安田成美(女優)
  • 松本明子(タレント)
おもなヒット曲[表示]
  • いつまでもいつまでも(ザ・サベージ)
  • 夕陽が泣いている(ザ・スパイダース)
  • 若者たち(ザ・ブロード・サイド・フォー)
  • 想い出の渚(ザ・ワイルドワンズ)
  • 骨まで愛して(城卓矢)
  • バラが咲いた(マイク真木)
  • 女のためいき(森進一)
  • 逢いたくて逢いたくて(園まり)
  • 柳ヶ瀬ブルース(美川憲一)
  • 恍惚のブルース(青江三奈)
  • 星影のワルツ(千昌夫)
  • 唐獅子牡丹(高倉健)
  • 星のフラメンコ(西郷輝彦)
  • 霧の摩周湖(布施明)
  • いっぽんどっこの唄(水前寺清子)
  • 今日の日はさようなら(森山良子)
  • いい湯だな(デューク・エイセス)
  • 若いってすばらしい(槇みちる)
  • 信じていたい(西田佐知子)
  • 星影のワルツ(千昌夫)霧氷(橋幸夫)
おもな物価など[表示]
昭和41年(相場) 2020年代(目安)
新聞代 400円 約4,000円
はがき 7円 84円
理髪代(男性) 350円 約4,000円
コーヒー(喫茶店) 80円 約400円~
牛乳(1本200ml) 20円 //
ラーメン(外食) 100円 約800円~
カレーライス 150円 約800円~
おにぎり 20円 //
カラーテレビ 約20万円 //
冷蔵庫 約5万円 //
洗濯機 約3万円 //
乗用車(トヨタ・コロナ) 約60万円 //

その他

  • 初任給(大卒):約2万5千円
  • 都内バス運賃:20円(均一)
  • 電車初乗り:20円(国鉄・私鉄とも)
  • タクシー初乗り:約00円(約1km)
  • 映画館入場料:約400円

年代ごとの出来事・記憶

丙午生まれが見た60年

1967年 ~ 1969年
昭和42年-昭和44年

1970年 ~ 1979年
昭和45年-昭和54年

1980年 ~ 1989年
昭和55年-平成元年

1990年 ~ 1999年
平成2年-平成11年

2000年 ~ 2009年
平成12年-平成21年

2010年 ~ 2019年
平成22年-令和元年

2020年 ~ 2025年
令和2年-令和7年

時代を飾ったヒット曲

1960年代から90年代のおもな流行歌を掲載しています。

1960年代のおもなヒット曲(昭和歌謡)を紹介しています。 1970年代のおもなヒット曲(昭和歌謡)を紹介しています。
1980年代のおもなヒット曲(昭和歌謡)を紹介しています。 1990年代のおもなヒット曲(昭和歌謡)を紹介しています。
丙午とは

丙午(ひのえうま)は60年ごとに巡る干支で、十二支(子・丑・寅‥)と十干(甲・乙・丙丁‥)を組み合わせ60通りの中のひとつ。丙の読み方は”へい”ですが、十二支と組み合わる場合は”ひのえ”になります。

由来や伝え、出生数が少ない理由などは、こちらに詳しく掲載しています。

十干(じっかん)は古代中国で発祥した自然哲学の思想「五行説」が元で、自然のイメージを10種類の符号にしたものです。丙は「火の陽(よう)」を表し、午も同じく「火の性質」がありるため「火」+「火」の組み合わせで、非常に強い「火の気」が重なる年とされています。

出典や関連ページ